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ボイドスラブ工法の"ボイド"には様々な形状がありますが、作業のしやすさ、仕上がり品質、遮音性能などそれぞれ課題がありました。エコボイドを"球体"にしたのは、ボイドが軽量で扱いやすいこと。主筋敷設後に上からはめこむように設置できる大きさであり、コンクリート打設にも最適な形状です。また、音響放射を考慮する時、中空に比べて発泡スチロールの充実断面であることが優位であり、音の消散のバランスを考えても理に適っています。
素材や連結金具にも検討を重ねました。連結させた形状は設置作業の効率を高め、踏み抜きや落下・偏りのトラブルを解決しました。ボイド材と一体化される波型金具は構造用材料ですから、スラブに使用される異形鉄筋や丸鋼と材質は同じものを使用。ボイド率20%以上を目標とし、骨材サイズがクリア出来る間隔を目指して、ボイドと型枠材間のクリアランス40mmとしました。エコボイドは、この均一で最適なかぶりを安定して実現します。